不動産投資の種類

ここでは、ワンルーム投資や一棟買い、不動産ファンドといった種類の異なる不動産投資について、初心者向けにわかりやすく解説します。

個人で物件所有する不動産投資の種類

不動産投資のもっともわかりやすいパターンは、マンションなどを購入してオーナーとなり、家賃収入を得るということ。投資家本人が不動産所有者となって、その賃貸経営をするというわけです。
この場合、物件購入の方法としてワンルーム投資と一棟買いの2種類があります。

ワンルーム投資

分譲マンションの一室を購入してオーナーとなり、自分では住まずに賃貸物件として第三者に貸し出します。ワンルーム投資という呼び方をするのは、都心のワンルームマンションだと需要が多く、また購入する費用も比較的少なくて済むからです。
この場合、立地のチョイスがもっとも重要で、都心の駅近物件は投資用マンションとして人気が高く、小さめの部屋でも収益性の高い投資効果が期待できます。

一棟買い

部屋単位ではなく、文字通りマンションやアパートをまるまる一棟所有して、オーナーとして賃貸経営することを意味します。個人の投資として見た場合、土地の取得から建物の建設まで、ゼロベースで開発するケースはあまり多くなく、一棟まるごと売りに出されているのを購入するというケースが一般的でしょう。
当然、初期投資の負担は大きくなり、全室が常時入居状態となるのは簡単ではありません。それでも、資金に余裕がある場合、節税効果の高さやまとまった賃料収入が期待できるというメリットもあります。

戸建て投資

戸建て投資とは名前の通り戸建て物件を購入して、その物件を貸家にするというものです。現在、貸家というとマンションやアパートの比率が多いですが、マンションやアパートというのは4人家族程度が住むのには十分な間取りのものが多いですが、それ以上の人数になってくると物件数も多くはありません。そのことから戸建て物件も貸家として十分需要があるのです。
戸建て物件というのは一度、居住者が入ってくれたら長く定住してくれる可能性が高いのです。理由として賃貸アパートやマンションは一人暮らしの割合も多いので、長く住むというよりも将来的に引っ越すことを前提にとりあえず住んでいる方がほとんどです。
しかし戸建てというのは一人で住む方もいらっしゃるでしょうが、大半は家族と住むのを前提に借りてきます。そうなってくると引越しを手軽にできる状況の方は少なく、長期的に家賃収入が入ってくる可能性が高いのです。
ちなみに戸建て投資の場合、新築物件ではなく、中古物件になってくるでしょう。新築物件というのは住宅メーカーが建てた分譲住宅を除けば、売る目的ではなく済む目的で建てたものなので、新築は探すのが難しいでしょう。

駐車場投資

持ち土地や新たに土地を購入してその土地を駐車場にしてしまい、貸し出すという投資です。よく街で見かける「月極駐車場」とか記載されているものが、まさにこの投資方法です。
駐車場投資は初期投資に大半の費用がかかり、土地内の整地から駐車場のライン引き、フェンス設置などを行います。しかし駐車場として貸し出してしまえば、その後、お金がかかってくるのは、ラインやフェンス修繕費程度で、大きい負担が出る可能性が少ないのがメリットです。地域により駐車場の需要と値段というのは大きく変わってくるので、大きな儲けになるか否かは難しいところですが、某僻で土地があまりない地域は僻地なのにも関わらず、駐車場が1台2万円以上で常に満車状態です。そのことから、その土地での駐車場需要が大きなカギとなってきます。駐車場が少なく、常に空きを探している状況の土地ならば常に満車状態を狙える可能性がありますし、高めに料金を設定しておいても借りてくれる方がいるはずです。

コインパーキング投資

上記の駐車場投資と良く似ていますが、こちらはコインパーキングとして土地を活用する投資方法。
街でよく見かけるようなコインパーキングの会社と契約をして、コインパーキングを土地に設置するというものになりますが、コインパーキングと言って経営方法も大きく異なり投資方法も大きく変わってくるのです。

自経営

コインパーキング経営を行うのには土地のほか、駐車料金を支払う精算機や、車を止めておくためのフラップ板、アスファルト整地、料金案内看板などを設置しなければなりません。これらは当たり前ですが、経営を行う前に予め用意する必要があり、それら全ては先行投資となります。
そのため、その地域でコインパーキングの需要がどれほどあるのか、予めリサーチしておく必要があるでしょう。
とくに自経営の場合、1ヶ月ごとの売り上げが投資家に100%入ってくることになり、利益率は非常良いですが、コインパーキングのために用意するものは全て自腹購入となります。
また機器のメンテナンスや巡回、警備なども全て自分で行う必要があり、メンテナンスの際のサービスマンの費用や修理費もその都度かかります。

リース契約

リース契約は文字通り、リース会社から機器をリリースして経営を行うというもの。自経営とは違い機会をリースするため、初期投資としての金額はとくにかかりません。契約年数ごとに毎月リース代を払っていくだけなので、投資家への負担が少ないのが魅力です。機械以外で初期投資としてかかってくるものとしたら、整地など土地の整備ぐらいのものです。
またメンテナンスや巡回、清掃等はリース会社に全て任せておけば良いので、何もしていなくてもお金が入ってくる状態になります。

貸し倉庫投資

最近みなさんも車を運転している時や、歩いていると空き地にコンテナが無数に積まれている土地を見かけませんか?あれこそが貸し倉庫投資が行われている状態なのです。
貸し倉庫投資は初期投資として、空き地の整地と倉庫となるコンテナを用意するだけで後は、とくにやることはありません。
貸し倉庫投資は整地にしてもコンクリートにする必要もなく、コンテナについても、そんなに高いものではないので初期投資の金額が低コストなのが魅力です。
それでいながら日本という国は土地の面積が少なく、自宅のスペースだけでは備品を置ききれず、新たなスペースとして現在、貸し倉庫が人気なのです。
駐車場と同じく、土地が大きければ大きいほどコンテナがたくさん置けて、収入も多くなる可能性がありますが、土地の規模の制限がなく小さいスペースの土地でも投資が可能です。
月極駐車場や賃貸マンションと同じように、利用者がいれば毎月安定した収入が入ってくるのが強みになります。

共同で物件所有する不動産投資の種類

個人で不動産を直接購入するのは資金面や運用の手間、空室リスクなどがあり、初心者にとって不安要素が少なくありません。そういう人にとって検討したいのが不動産ファンドです。
不動産ファンドとは、複数の投資家から資金を募って、それを不動産に投資するというもの。家賃収入や売買益を分配することでリターンを得るわけです。
個人では手が出ない高額物件であっても少額投資することができますし、投資家ひとりあたりのリスクも比較的小さめになります。物件の選定や実際の運用はプロが担当するので、個人投資家としては手間がかかりませんが、運用に必要なランニングコストは差し引かれます。

初心者が始めやすい不動産投資は?

近年、ワンルーム投資は頭金なしでスタートできるといった宣伝文句も見かけますが、数百万円を超える初期投資をすることには変わりありません。それでも、低金利時代において不動産投資は比較的安定した収益を得られる金融商品として人気があるのも確かです。
そうした点も踏まえて、初心者はまず少額投資でスタートできる不動産ファンドで不動産投資についての見識を深めていくのがおすすめ。投資額は少なくても高収益物件に投資できれば、高い利回りでの運用も期待できると思います