MARS投資

資産運用の初新者におすすめの、MARS投資の仕組みを解説します。

MARS投資とは?

「MARS」とは、アメリカの「診療報酬請求債権」のこと。アメリカの医療機関で治療を受ける場合、患者は病院で財布を出すことはありません。支払いは患者の保険会社が担当する(患者の自己負担分は後日請求)ので、医療機関はその保険会社に治療費を請求(診療報酬請求)します。この「医療機関が保険会社に治療費を請求する権利」を債権化したものが、MARS、診療報酬請求債権です。

一口に「医療機関が保険会社に治療費を請求する」といっても、アメリカには3000社以上もの保険会社が存在するので、その業務は簡単ではありません。中には、治療費を3割程度しか回収しきれずに、経営難に陥っている医療機関もあるんだとか。

そこで、MARSを回収する専門会社が誕生しました。MARSを医療機関から少し安く買い取り、保険会社から治療費を回収し、その差額で利益を出す、というビジネスモデルです。MARS回収の会社はレバレッジ(※)を効かせるためにファンドを立ち上げ、MARSを証券化しました。そして投資家は証券化されたMARSを市場で購入し、MARS回収会社が得た利益を、分配金として受け取ります。これがMARS投資です。

※レバレッジ…自己資本に対する利益率を高めるために、他人資本を利用すること。

MARS投資のリスク

MARS投資は、固定利率6.0~8.5%という高い利率が魅力です。また、MARSは医療系投資債権なので、景気に左右されにくく、アメリカ州政府から保証を受けているという点でも、比較的低リスクだといえます。

しかし、インターネットなどでは「あまりに都合が良すぎる」など、懐疑的な意見を持つ方もいるようです。確かに、日本だけで投資を募っているという点でも、少しだけ怪しい気もするので、こういった商品はリスク分散の1つとして活用する程度がいいかもしれません。