外貨預金

国際的な経済状況に詳しい方に適した外貨預金。その基本を解説しましょう。

外貨預金とは

外貨預金とは読んで字の如く、「外国の通貨で預金をすること」です。預金と言えば、私たちは通常馴染みの深い「円」通貨で普通預金や定期預金をしています。外貨預金では、円ではなくドルやユーロといった外国の通貨で、預金するその日の為替相場で外貨を購入して預金をすることになります。

今、この外貨預金が大人気です。というのも、日本は空前前後の超低金利時代を迎えています。銀行で円を預金してもまったくといっていいほど利息がつかないほど。よく言われるのが「銀行の預金利息よりも、ATM時間外手数料のほうが多くかかっちゃう」なんて声も。

そういった中で、海外の通貨に目を向けると日本に比べ圧倒的に高い金利の通貨が数多くあります。また高金利なだけでなく、為替差益によって利益がうみだせるのも特長のひとつ。たとえば円高の時に外貨を預けて、円安のときに外貨を円に戻すと、利益をだすことができます。

外貨預金できる通貨は主に米ドルやユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンド、スイスフランがあります。銀行によってはトルコリラやロシアルーブル、南アフリカランドなど信用力の不安定なエマージェンシー通貨を扱っているところもあります。

エマージェンシー通貨は信用不安も大きく、リスクが高い通貨ですが、その分金利も全般的に高く、また値動きが大きいといった特徴があります。

ちなみに為替差益は雑所得扱いになり、確定申告による総合課税対象です。ただし年収2,000万円以下の給与所得者であれば、為替差益を含めた給与所得が年間20万円以下の場合は確定申告が不要です(2011年2月現在)。また利息支払時に源泉分離課税として20%の税金がとられます。

外貨預金のリスクは、なんといっても元本が割れてしまうこと。為替は変動するものですから、プラスになる場合もあれば、逆に損をしてしまうことも。また預けている銀行が破綻した場合、外貨預金は預金保険の対象外の商品であるため、お金が戻ってきません。

初心者は外貨建てMMFからスタート

分散投資やインフレリスクに備えるために外貨預金は、有効な手段のひとつです。ここで紹介する外貨建てMMF(マネーマネジメントファンド)という金融商品は、外貨預金というよりも投資信託に近いものになります。

外貨建てMMFは、日本円をドルやユーロに両替してから、ドルやユーロで投資するものです。 外貨預金は一度預金すると、すぐに換金(日本円に戻す)ということが難しくなってきます。 これに対し、外貨建てMMFは解約手数料なしで換金できるので、為替レートの変動を読みながら、すぐ換金ができ、為替差益で稼ぐことができます。

外貨預金にしろ外貨建てMMFにしろ、将来のインフレリスクに対する備えや分散投資のひとつとして考えるなら、運用性の高い商品です。ただしハイリスク・ハイリターン金融商品であることは理解しておいて下さい。