国債

ここでは、資産運用法の一つ、国債について説明します。

代表的な債券、国債とは?

国債とは国が必要資金を調達する時に、投資家へ借り入れ証書を発行する債券です。国はお金を貸してくれた(投資した)投資家に一定期間を経た後、利子をつけて返却しなければなりません。このことを償還といいます。

通常、国の財政は税金を国民から徴収してやりくりしていくことになりますが、なかなかそれだけでは賄えないもの。税金収入だけでは足りない分を、国債を発行してカバーしています。

債券とはいわば国が投資家に借りた借金ですから、当然返却(償還)しなければなりません。その償還機関は、1年以内〜10年以上と様々です。一般的に1年以内のものを「短期国債」、2年~4年ものを「中期国債」、5年~10年ものを「長期国債」と読んでいます。なかには10年以上の「超長期国債」といったものもありますが、発行されている国債の大半を占めているのが、10年ものの長期国債です。

債券の利率と利回りの仕組み

債券の利率と利回りの違いは、間違えやすいので注意が必要です。よく理解しておきましょう。

通常国債という債券は、半年毎に利子がもらえます。その際、利率に対して利回りは1年あたりの運用益を%で示したものになります。運用益には、一年分の利子収入や償還額面と購入価格の差額といったものがあります。一年分の利子収入については、発行時から満期償還時までかわりませんが、償還額面と購入価格の差については、購入価格が時価のため、実際の債券市場の状況などによって変化してきます。

つまり債券の購入価格によって、利回りが変化してしまうことを頭に入れておきましょう。国債の価格と利回りの関係については、「国債の価格が下がると、逆に利回りがあがる」と覚えておきましょう。これは、国債の人気が下がると買い手を増やすために、値段が下げることになるからです。

国債のメリットとデメリット

日本国債は、借り主が国なので信用度が高く、比較的安全性の高い投資商品です。つまり元本や利子の支払いは国がしっかりと保障してくれるということになります。

この安全度を示す指標のひとつとして、皆さんも新聞やテレビのニュースでよく耳にする民間の格付け機関によるランキングがあります。AAAという最上格付けを筆頭に、それぞれの国の国債がランキング付けされています。ちなみに日本国債のランクはAA-(2011年2月20日現在)です。

比較的安全な国債もリスクはあります。債券価格の変動によって、金利が大幅に低下して収益が思ったよりもあがらない可能性もあります。また国がデフォルト(国の破産状態)した場合には、元本も含め資産が返ってこない場合もあります。ちなみに債券を購入した金融機関が破綻した場合は、その権利が保護されています。

その他にも満期を待たずに発行者によって償還されてしまい、当初予定していた利回りが得られない途中償還リスクや円貨以外の通貨で発行する債券には、為替相場の影響をうけるといったリスクがあります。